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/ 5平易かつ表面的な言い方をすれば支払い、管理を円滑化させるキャッシュレス決済ツールである「Square」のデバイス。
ただ、その興りにあったのは、小規模ビジネスのサポートをするべく、スムーズに個人間の売買を行えるようにしたいという同社創業者であるジャック・ドーシー氏の想いがあったと言います。
Squareが日本に上陸したのが2013年、その9年後(英単語の「Square」には「2乗」という意味があり、「3×3」の「9」はSquareにとっての周年になる)、小規模で営まれている農家さんの集合体であるFarmers MarketとSquareがタッグを組み開催されたのが、「Cash or Square」というキャンペーン。
その全体的なプロデュース、グラフィックやキャンペーン映像などの制作をWATARIGARASUの大矢、倉本が担当しました。
Farmers Marketは東京・青山の国連大学前広場という一等地で毎週末行われ、毎回、多くの人が訪れる周辺の生活者に不可欠なマーケットになっていながら、農家さんはかねてから現金主義で、対するお客さんはキャッシュレスに慣れている方々。
Cash or Squareは、そのギャップを埋めるためにFarmers Marketのキャッシュレス化を推し進め、より簡単かつ「スムーズに個人間の売買を行えるよう」にするのと同時に、改めて立ち位置をプレゼンテーションする機会となりました。
映像に収録した農家さんなどへのインタビューで語られているのは、Farmers Marketが特に青山エリアでどう溶け込んでいる存在なのかということや、商品そのものがそこに集まるお客さんとのコミュニケーションツールになっているということ。
Square導入によって、なくなるのは会計のわずらわしさ。
確かにそうですが、それは単に手間が減るというだけではなく、せっかくのコミュニケーションを途切れさせない、措置のひとつにもなっていると言えます。
Staff Credit
- エグゼクティブプロデュース: 黒﨑輝男
- クリエイティブディレクション、企画、運営: 大矢知史
- 企画、運営: 倉本潤
- グラフィックデザイン: 大西真平
- 写真、映像: 間澤智大
- 音楽: 大隅祐輔(編曲)、倉本潤(ギター)