BookTOKYO COFFEE FESTIVAL
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多様なコーヒーと、その背後のカルチャーを伝えるために

コロナ禍を経て2023年より再開した、東京・青山の国連大学前広場にて年に1回開催されている「TOKYO COFFEE FESTIVAL」。

WATARIGARASUは、その開催当日、来場者へ配布するZINEの制作を担当しています。

7インチレコードジャケットと同サイズにした1冊目の特集は、1960年代に隆盛し、近年では海外からもその有り様やオーディオを含めた空間性、アーカイブされているレコードの膨大な数や希少性などが注目されている、日本発祥の文化的な場とも言えるジャズ喫茶。

日本のコーヒーカルチャーないし、その楽しみ方のルーツはジャズ喫茶にあるという仮説を立て、東京では「ダグ」「いーぐる」「映画館」「ジニアス」「マサコ」、そして岩手の名店「ベイシー」の取材を行いました。

“ジャズ喫茶は休戦地帯、「アジール」とも言われていました”

これは「いーぐる」オーナーで、ジャズ喫茶の生き字引とも言われる後藤雅洋氏が話してくださった言葉です。

オーナーの趣味趣向の縮図や化身であるジャズ喫茶には、愛すべき“無駄”や“余白”のような時間があり、それを立場(あるいは後藤氏の言葉を再び借りれば、かつての派閥)関係なく誰しもが興じられる。

時にジャズを話題にしながら。

「趣味趣向の縮図や化身」「愛すべき“無駄”や“余白”のような時間」という糸口をもとに制作した2冊目では、“インディペンデント”をテーマに全国各地、はたまた台湾、香港を含む計30件のコーヒー屋にインタビューし、ポストサードウェーブにおける浅煎り豆のコーヒーの可能性や多様性、新世代のバックグラウンドにフォーカスしました。

Staff Credit

  • エグゼクティブプロデュース: 黒﨑輝男
  • エディトリアルディレクション、文章: 大隅祐輔
  • 編集、取材、文章: 倉本潤
  • アートディレクション、デザイン: 大西真平
  • 写真: 吉松伸太郎
  • 印刷、製本: 誠光印刷
  • 出版: ファーマーズマーケットアソシエーション
©WATARIGARASU, LTD. ALL RIGHTS RESERVED.